• ホーム
  • 女性にとってポピュラーな性病の腟カンジダとは?

女性にとってポピュラーな性病の腟カンジダとは?

2019年07月13日
手のひらにのった色々な薬

助成特有の性病には膣カンジダを指摘することが出来ます。
カンジダ自体は、男女だれの身体にも生息している常在菌の一種なので膣だけでなく口腔粘膜や消化管の粘膜にも分布しているほどありふれたものです。
水虫やカビなどと同じく真菌の一種で、湿度と体温を確保できる場所に生息している訳ですが、膣はこの条件をいずれも満たすことができる環境です。
カンジダの異常繁殖の結果として炎症をきたすことが多いので女性特有の膣カンジダの原因になっている訳です。
実に日本人女性の5人に1人は一生のうちに一度はこの病気を経験するとされているほど身近な病気といわれ、常在菌の一種でもあり、必ずしも性行為がトリガーになったり感染源になっている訳でもないので厳密には性病の一種ではなく、広義の性感染症の一種として把握するのが妥当な病気といえます。

膣内の環境に問題がなければ常在菌の一種にすぎないカンジダは、他の種類の細菌類とのバランスを持しているので特に病原性を発揮することはありません。
しかるに均衡を崩して異常繁殖をきたすには幾つかの原因が想定されますが、最も重要なのは免疫機能の低下です。
典型的なのは糖尿病やガンなどの慢性的消耗性疾患の罹患です。
これらの病気では基礎的な免疫力が低下するおかげで、常在菌も異常繁殖し、粘度の高いオリモノの増加や外陰部のかゆみなどの膣カンジダ特有の炎症症状を定位するようになります。

治療方法には市販薬で外用薬のフェミニーナを使用する方法があります。
症状が沈静化すれば、市販薬の外用薬フェミニーナ軟膏で対応して構いませんが、全身に症状が見られる場合や再発した場合は市販薬では限界があるのも事実です。
そこで重症例や再発した膣カンジダでは内服薬による治療方法も検討されることになります。内服薬で主要なものには、有効成分クロトリマゾールを配合するエンペシドがあります。
カンジダは常在菌のなかでも、免疫機能が正常に機能している場合には、病原性を発揮するわけではありませんが、過労や消耗性疾患・糖尿病にステロイドホルモンの長期投与など免疫機能の低下が顕著になった状況で病原性を発揮する日和見菌に分類される微生物です。
これらの免疫機能の低下を恒常的に認める条件下では、膣のみならず口腔粘膜や消化管粘膜でもカンジダの活動が活発になり、症状が全身に波及するリスクがあります。再発を防ぐためにも、全身の免疫や栄養状態などに配慮することが重要です。
その他にも膣に直接差し込むタイプのカーネステン膣錠という薬も有効です。
カンジダはありふれた性病の一つですが、早期の治療をオススメします。