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尖圭コンジローマは完治しない!再発を繰り返す!

2019年08月31日
悩んでいる男性

人間の全身には色々な種類のイボができることは日常的によく観察されるものです。水いぼのように内部に液体を保有しており、潰れると内容液が飛散して患部をひろげたり、紫外線の影響で発生する老人性ゆうぜいやスキンタッグなどもあります。しかし性器に特異的に発生するイボとして、尖圭コンジローマという病気が重要です。主な症状は大小のイボが多発したり、小さな腫瘍がひとかたまりになって巨大な腫瘍を形成している場合もあります。発生するのは男性では亀頭や亀頭冠状溝に陰嚢、女性では膣や小大陰唇・子宮口などの性器やその周辺、男女ともに肛門周辺にも発生することがあるようです。見た目はピンク色の場合もあれば褐色を呈して黒ずんでいることもあります。触感は普通のイボでは軟らかいのが一般的なのとは対照的に、ごつごつと表面がささくれ立っているような印象です。見た目もサイズも特異的で、ニワトリの鶏冠の形に類似していたり、大小の腫瘍が凝集してカリフラワー状に成長することも珍しくありません。しかし見た目のインパクトの割には自覚症状は乏しく、せいぜい軽い掻痒感や疼痛程度で止まっていることもよくあります。類似したものにフォアダイスがあります。フォアダイスは生理現象の一種に過ぎないので、審美目的で治療する以外は放置して問題ありません。

なお尖圭コンジローマの原因はヒトパピローマウイルスに感染することです。ヒトパピローマウイルスは性器に分布しているので、直接的な感染原因は性行為のため性感染症の一種とされています。

尖圭コンジローマの基本的な治療方法は、外科切除と外用薬の二つが主要なものです。外科切除による治療方法は、肉眼的に発生しているイボ状の腫瘍をメスをつかって取り除くことになります。手術で取り除くので尖圭コンジローマのサイズが巨大化していても、少なくとも肉眼で確認できる範囲の腫瘍は取り切ることができるのがメリットです。しかし尖圭コンジローマは単なる腫瘍ではなく、あくまでウイルス感染症が母体になっています。そのため肉眼では確認できない範囲にウイルスが散らばっていることが多く完治したようにみえて、高確率で再発するのです。外科切除では限界があるので、外用薬のべセルナクリームを使用する治療方法も有力といえます。べセルナクリームは有効成分イミキモドを配合しており免疫力を活性化する作用を持っているわけです。しかし巨大な尖圭コンジローマでは治療が困難です。尖圭コンジローマは完治が難しく再発しやすいので経過観察が必須になっています。